親が生きている時に買ったお墓 やっぱりよかった

お盆の初日、母のお墓まいりに行ってきました。
我が家は両親ともに健在だったころにお墓を買った、いわゆる生前購入というパターンです。

「お墓を買ったらそのせいで誰かが亡くなるかもしれないじゃない」

「誰も入らないお墓に長年管理費を払うのはもったいない」

お墓の生前購入には否定的な意見もありますが、私は両親が元気なうちに購入しておいて良かったと思っています。

 

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生前購入して良かったと思ったこと

最終的には予算を大幅にオーバーしてしまいましたが、立地や条件を優先して決めました。

購入代金の大半を父が払ってくれて、私たちはほんの一部払っただけ。その代わり管理費はうちの口座から引き落ちるようにしました。(今のところ年間4万円)

お墓ができあがった後の両親の反応は、すごく安心したように喜んでいました。

「日当たりいいなあ」とか、「静かでよく眠れそうだね」と。

青山霊園はもちろんですが、小平霊園や八王子霊園などの公営墓地は、抽選で当たるのに難しいと聞いています。自分たちがどこのお墓に入るのかわからずにいるよりは、このお墓に皆が来てくれるんだなとイメージできて安心したんだろうと思います。

それから数年後に母ががんで亡くなったのですが、がんが発覚してからだったらお墓の話なんて縁起悪くてとてもできなかったでしょう。

それに、「ほうら、やっぱりお墓を買ったから亡くなっちゃったじゃない」というような発想には、不思議となりませんでした。むしろ、母を安心させてあげられて良かった…という気持ちの方が強かったです。

今は歩いてでも行ける距離にあるお墓参りが私の楽しみになっています。母の好きなお花を選んで持って行ってはお墓に話しかけています。もう七回忌を迎えますが、いまだに涙が出るのはやっぱり母親だからなんでしょうかね。

契約から開眼供養までの流れ

もともとのきっかけは、親戚のお墓がなかなか決まらなかったことです。半年以上も骨つぼを自宅に置いていた話を聞いて、父が気になったようでした。自分たちでお墓を見学して来たと言い出したのです。ご先祖様のお墓は遠い田舎にあるので、生前に東京で探そうと思ったのでした。

資料を見せてもらうと、駅から決して近いとは言えず、区画も狭いようでした。しかも経路は坂道なので、年をとるにつれお墓まいりがきつくなるんじゃないかな?と思えました。

これはいい機会だと思い、両親と相談することにしました。

もう10年以上たつのでうろ覚えですが、思い出しながら流れを書いてみますね。

場所探し

いずれ墓守をするのは私たち夫婦や子供たちなので、なるべく通いやすい場所で探してみました。

ところが、立地が良い所は高いんですね。お墓も住宅と同じで土地が必要なので、都内や交通の便が良い所は高くなってしまいます。

何軒か見学させてもらいましたが、駅から遠すぎたり、お参りしたらお尻が後ろのお墓にぶつかりそうな所など、なかなか良い条件に出会えません。

大野屋さんいわく、条件が良い所はすぐ埋まっていくので、気に入った所があれば早めに抑えた方がいいですよ、とのことでした。

ようやく気に入ったお寺が見つかりましたが、予算を大きく超えていました。

けれど母が産まれた場所に近いというご縁があったので、父が決断してくれました。

 

墓石の形、素材、文字選び

お寺が決まって区画をおさえたら、お墓の形や石の種類、掘ってもらう文字などを決めます。

詳しくは大野屋さんのサイトに載っています⇒お墓の建て方

 

今はいろいろなお墓の形があるんですね。探してみるとおもしろいですよ。実際、うちの墓地でもいろいろな形や色の違いがあります。

色の違いは石の素材によって出ます。値段もピンキリでした。

掘っていただく文字に関してはあまり覚えていないのですが、家紋を調べて提出した記憶があります。

 

完成から開眼供養まで

お墓ができあがるまでに半年くらいかかったでしょうか?ちょっと覚えていないのですが、大野屋さんのQ&Aには、施工期間は関東では90日、関西では70日を目安にと書かれています。

完成の連絡をいただいた後は、開眼供養の日取り決めです。この時は住職さんに読経をしていただくので、参列者全員の都合の会う日を決めた後、大野屋さんに連絡しました。

開眼供養当日は墓石前に台などが準備され、そこでお経を読んでいただきました。30分もかからなかったように記憶しています。仏様がもうある(骨壺がある)場合は、納骨の儀式もあるのでもう少し時間がかかるのではないでしょうか。

お墓の生前購入まとめと感想

今は昔のような檀家さんの制度が減って来ていて、おまいりのたびに住職さんを訪ねてお布施を渡す習慣はなくて良いようです。私は好きな時に行って勝手におまいりしています。

お寺さんは自前で運営するのが大変なので、葬儀業者さんに墓地の開発や集客などをお任せするところが増えているそうです。なのでこちらも気楽に構えられます。

たまにお会いすると、「いつもお世話になっております」と挨拶するだけです。もちろん心から感謝はしていますが、お布施をもっていってはいません。

気になっていた「誰も入ってないのに管理費もったいない」問題は、気に入ったところをおさえるための保証料と思うようにして割り切りました。

これからは散骨や共同墓地など、自由な形式が増えるでしょうから、必ずしもお墓を買うことをおすすめはしませんが、迷っている方には「買って良かったですよ」とお伝えしたいです。

 

 

それでは今日のワンポイント。

「言わなくてもわかる」はもうやめよう

お墓や相続などの相談を親とするのはむずかしいですよね。傷つけないように、怒らせないように、と言葉を選んでしまいます。

だからこそ、感謝の気持ちはしっかり伝えたいものです。歳をとると弱気になるので、ちょっとした感謝の言葉で思いのほか喜んでもらえるかもしれません。

日頃の感謝や謝りたいことは、生きていてくれるうちにちゃんと言葉に表しておきましょう。

私は母が亡くなった時たしかに悲しかったけれど、しっかり感謝を伝えられていたので、すっきりしたお別れができました。どうぞ後悔だけは残さないように。

 

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