本当はどうなの?日本のフトコロ

『老後に2,000万円不足』問題が騒がれていますが、私は老後に3,000万円必要と聞かされていたので、何を今さら…という気持ちでした。

夫はサラリーマンじゃないので、安定的なお給料や退職金が無い分、人よりシビアに心の準備ができていたのだと思います。

 

老後の生活に年金はまったくあてにしていなかった自分としては、資産運用をなんとかしなければ…と思い、株やFXを頑張って来ました。ところが、株もこの頃の景気の悪さでなかなかうまく利益を上げられないので、根本的な所から勉強しなおすことにしました。

 

そこで買ってみたのがこれ↓

 

著者のヤニス・バルファキス氏はギリシャの経済学者で、金融危機の時に財務大臣を務めた方。「ギリシャが危ないんだって」と一般人の間でも話題になりましたよね。(もう忘れてたけど)

「父が娘にわかりやすいように書いた」とありますが、それなりに難しかった(>_<)

たしかに専門用語は少ない方だとは思うけれど、経済自体が抽象的なものなので、労働市場とか交換価値とか、普段の生活にはあまり馴染みのない言葉が出て来ます。

政治的な背景も出て来るので、日本の子供(高校生以下)には難しいかなと思いました。

ただ、経済を学べるだけでなく、政治のことも少しわかるようになる点はおすすめです。政治にうとい私が政治に興味を持つようになりました。

「経済について語るとはつまり、余剰によって社会に生まれる、債務と通貨と信用と国家の複雑な関係について語ることだ」とあるように、通貨に信用を持たせる(経済が回る)ためには政府の役割が欠かせないのだそうです。

そんな時にちょうどニュースで年金問題が出て来たので、余計に興味が沸いてきたのです。

いろいろ調べたところ、別々の情報源から共通のワードが見つかりました。それは、国の借金が増えると国民の所得が増えるということ。

 

「へ?国の借金が増えて返せないから消費税を上げるんじゃないの?国民の所得が増えるってどういうこと?」

始めに読んだ時は、今まで聞かされていた定説とは真逆のことだったので、正直うまく理解ができませんでした。

 

難しいことはここでは省きますが、国のお金の回り方と個人のお金の回り方は違うということが原因です。

たとえば家計だったら、所得以上の出費はしないように心がけるし、借金は悪と思われていますよね。

ところが国の収支の場合は、そもそも国が借金(国債を発行)をしないことには市場にお金が出回らず、国民の所得は増えないというのです。

つまり、個人の場合はまず収入を得てその中から使いますが、国の場合は借金からスタートするという考え方です。

 

これには納得できることがありました。それは何かというと、2008年に起きたリーマンショックの元凶となったサブプライムローンがまさにそれだったからです。

「まさにそれ」とは、何もない所からお金を作り出すことです。

 

ちょっと難しいのですが、マネーショートという映画があって、それを何度も見ていたので、ピンと来ました。

イメージで言うのなら、銀行で振り込みをする場合、決して誰かが私たちの口座からお金を実際に動かしているわけではありません。ただ単に通帳に-30,000という数字が記録され、振込先の口座に+30,000円という数字が記録されるだけです。

詳しいことは本を読むか映画を見る(あるいはMMTと呼ばれる説を調べる)とわかって来るのではないかと思います。

 

私たちは経済の専門家ではないですが、自分のお金を守るための知識武装は本当に必要だと最近つくづく思っています。

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