他の家族を置いて海外へ移住するための根回し

子供を海外の学校へ行かせる時、母親がついて行きたくても、夫や他の子供をどうする?という問題があって、諦めてしまう人が多いでしょう。

前に、子供のクラスのお母さんで、フランスにパティシエの勉強に行った人がいました。

お父さんが子供の面倒を見ていたんだけど、その子が学校で荒れていたので、周りからはお母さんがいないからだと散々言われていて。

その人は自分の夢のためだったわけだけど、母親は何かと制約が多くてかわいそうでした。

私も子供のためという名目が無ければ、いくら自分が海外暮らしをしたくても、実現しようとは思えなかったと思います。だって準備や根回しは面倒なことばかりだから。

 

たとえば考えられる障害には、以下のようなことがあります。

・本人がその気にならない

・他の家族を置いていけない

・移住のためのお金がない

・祖父母が反対する

・仕事をやめる決心がつかない

・先生にはいつどうやって説明しよう?

 

私よりもっと根回しが上手な人はいると思うけれど、ご参考まで、私がこれまでやって来た根回しを書きます。

 

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本人がその気にならない

何はさておき、本人が海外の学校に行きたいと思わなければどうしようもありません。子供がその気にならない場合は、どうしたらいいでしょう?

 

娘のカコは環境が変わることが苦手。「海外の学校へ」なんて言おうもんなら、真っ先に本人が反対するはず。そこで、どうやったら本人がその気になるかな?と頭をひねり、「フィリピンのコンドミニアムには全部プールがついているんだって。」と告げてみました。

プールが大好きなカコは、それで一気にフィリピンに興味を持ったみたいだった。続けて「フィリピンの人って1日に4食ぐらいするらしいよ。」とこれも聞きかじりの情報を伝えました。

 

中学ではお弁当持参らしいのですが、それはあえて伏せました。中学では給食が楽しみ!と前に言ってたので、マイナスな情報は全部シャットアウトすることにしたのです。

 

家族を置いていけない

ご主人が賛成してくれている、あるいは一人っ子の場合だったら何も問題ないですね。でも、日本に残していく家族がいる場合はどうしたらいいでしょう?

何人かの子供がいるケースについては知恵が無いが、私はせっかくなので兄弟全部一緒に連れて行くことをおすすめします。

と言うのは、中学や高校で塾にかかるお金は、年間100万円近くかかってしまう莫大な出費だからです。

海外で英語をしっかり身につけて日本に戻れば、帰国子女として受験よりも良い学校に入れる可能性も高まるでしょう。

 

ただし気をつけなければいけないのは、中学で海外のインターナショナルスクールに行くと、日本の公立高校には入れないことです。(私はそう聞いたが、この情報は今後変わる可能性もあるので随時確認してください)

 

我が家の場合も、夫が賛成してくれたのは、将来にかかるお金の先取り案のためです。

文部科学省が『子供の学習費調査』の結果を発表しているので、そういう具体的なデータを用意してからご主人に相談すると良いでしょう。

男の人は数字の結果に納得しやすいそうなので、調査結果を見せながら、「ねえ、帰国子女枠で入るというのはどう?」と切り出してみて下さい。

 

移住のためのお金がない

学校にかかるお金だけでなく、移住のための渡航費、住居費、ビザ取得のためのお金、など様々な費用がかかります。だから何年か前から着々と準備していきたいものです。

私は3年前に決意し、2年前から具体的に動き出しました。「行くぞ!」と心が決まると日々の節約も上手にできるようになったのです。

そして次は移住期間にいくらかかるか試算です。我が家は中学の3年間でいくら必要かと試算しました。

 

・学校関連(3年間の学費、教材費他)

・住居費(家賃、光熱費他)

・ビザ取得費(取得費、代行料、取得要件の最低預入金など)

・食費

・航空券代

 

本当はもっといろいろあると思いますが、取り急ぎ必要なお金だけピックアップしてみました。実際にかかった費用は、私が2020年に移住してからまとめますね。

 

だいたいの費用をつかめたら、貯金から出すのか、おじいちゃんおばあちゃんから贈与してもらうのか、場合によっては持ち家を売ることも検討できるでしょう。(我が家は家を売りました)

 

祖父母が反対する

先ほど、おじいちゃんおばあちゃんから贈与してもらうと書きましたが、おじいちゃんおばあちゃんから反対されてしまうこともあり得ます。特に、海外は危ないという観念がある場合、孫を行かせたくないと思われるケースは多いでしょう。

この根回しは実は一番時間がかかるかもしれません。それまでに信頼関係を作れていれば、「海外のことはよくわからないけど、ママが言うなら大丈夫だろう」と思ってもらるだろうと思います。

もし、「もう遅いよ。義父や義母とは冷え切った関係だし。」という場合は、ご主人から説得してもらいたいものです。

かわいい孫の将来が海外にあると思えるようなニュース(お年寄りには新聞の切り抜きが効果的)をそろえると良いのではないでしょうか。第三者の見解がこういう時には効き目があるからです。

 

仕事をやめる決心がつかない

お仕事の事情は人それぞれ。私にはどうこう言えませんので、自分の場合を書いてみます。

私は母がガンになった時に、手術日や余命にできる限り一緒にいれるように、在宅でできる仕事に切り替えようと思いました。今となってはそれがすごく役に立って、何の支障もなく移住を決断できました。

今就職している方は、この先定年まで働きたいと思える会社かどうか、ちょうど考えるタイミングと思って検討してみて下さい。

60歳や70歳になっても収入を得られるのは、インターネットを使ってできることです。

たとえばブログ、アフィリエイト、投資、FX、などなど。どれも今から始めるには勇気がいりますが、移住までの数年間を練習にあてるつもりで頑張ることができます。

 

皆さんにも、目先の数年間とこれから先の長い人生を、一度じっくり考えてみてほしいです。

 

先生にはいつどうやって説明しよう?

子供が今何歳かにもよりますが、学校の先生には移住を決めた段階で相談しておくと良いでしょう。進路について伝えるという意味もありますが、行事を欠席する時にも理解を得られるからです。

 

我が家では今年の夏、ビザを取るための滞在で林間学校を欠席します。でもできれば行かせてあげたかったので、まだ行事予定が出る前から先生に聞きました。

 

結果としては林間学校を避けなければならなかったのですが、その際に先生からも、応援の言葉をもらえました。

根回しは誰のため?

いろいろ書いて来ましたが、大前提となるのは、根回しは絶対に必要だということ。

根回しは、皆がイヤな思いをしないために行う誠意だからです。

どうせわかってもらえないと勝手に準備を進めたら衝突するし、ウソついているみたいで心苦しいと思えば罪悪感にさいなまされます。

 

ここは大事なところなのでもう一度言います。根回しやホワイトライは必要なのです。

私は何度も「自分はウソつきか偽善者か…」と自己嫌悪に陥りました。でも、じゃあ自分が逆の立場だったら?と考えた時に、ウソでもいいから安心させてほしいと思いましたし、嫌な思いをさせて欲しくないと思いました。

海外へ行けば、失敗や不安なこともたくさんあるでしょう。だからこそ、周りの人のために根回しをして、たくさんの応援をもらって旅立ちましょう!

 

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