損な役回り

今日は日曜日だから『死体処理班』に変身しました。

昔何かで読んだのは、死刑執行人は電気椅子のスイッチを複数人で持つ、と。

自分が押したスイッチが人の命を絶つということが与える心理的ダメージが大きいから、誰が押したものが死につながったのかわからなくするそうです。

同じように、死体処理が与えるメンタルダメージも相当大きいでしょう。グロテスクだということはもちろん、その背景をいろいろ想像してしまうから。

 

そんな大そうなことではないけれど、まだ使える物を処分する時の気持ちも決して良いものではありません。そうとは知らず、家族は平気で「タダだったからもらって来た!」などと嬉しそうに言います。

必要のない物であふれ返る部屋の中は掃除だってしづらいってこと、掃除をしない人にはわからないのでしょう。

特に一番イヤなのは、ぬいぐるみや人形を処分することです。

ぬいぐるみはかさばるからなるべく買わないようにしていました。それでも、1年2年と子供が大きくなるにつれ、数は増えて行きます。

幸い、うちの場合はカコが捨てるのを嫌がらないでくれるので助かりますが、「捨てちゃいやだ~~!」と泣くような子も多いでしょうから、母親の苦労は計り知れません。

ママ友の間でもよく話題になります。ぬいぐるみ好きの子は、うちより遥かに多い数を所有しているから、ママも困っています。

しまう場所もなくなって、ついに半透明のごみ袋がぬいぐるみたちの住み家になっているそうです。いろいろ試した結果、大きなビニールは柔軟に形を変えられて一番いいと気づいたらしく。

あと、アレルギー体質の子にはぬいぐるみは良くないですよね。鼻炎だったりすると、ぬいぐるみの毛やほこりが鼻に入るから、症状が悪化してしまいます。

たしかに、一体一体掃除機をかけるのも大変だから、ぬいぐるみはほこりを身にまとっているようなもんでしょう。何にしても、せいぜい10体以内にして欲しいものです。

 

さて、また捨てる時の話。

カコには、「じゃあ、今までたくさん遊んでくれてありがとうってギューしてサヨナラしようね。」と言いましたが、ギューする私の内心はザワザワしてしまいます。

ゴミ置き場に持って行く途中でぬいぐるみと目が合ったりしたら大変!罪悪感に打ちのめされそうになるので、そうならないように、一度色のついたビニールや紙袋に入れてから透明ゴミ袋に入れます

今度引っ越しをするので、この損な役回りがいつもより多いのです。だから私は、自らを『死体処理班』と呼んで職務をまっとうしているのです。感情を捨て、ビジネスライクに処理するために。

それにしてもこの処理は、何回やってもメンタルが強くなれないもんだなと強く思うのでした。

 

 

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